2021年2月に読んだ本

ぼちぼち読んでいたのでまとめ。乱読。

2月の読書メーター
読んだ本の数:26
読んだページ数:6780
ナイス数:170

校閲記者の目 あらゆるミスを見逃さないプロの技術校閲記者の目 あらゆるミスを見逃さないプロの技術感想
校閲の仕事は誤字脱字の確認だけかと思っていたが、そんなことはなかった。いくつミスがあるかわからない中で、(その時代の)正しい日本語を使っているか、文章が成立しているか、写真や図は正しいか、情報は書かれた時点で正確か等、確認ポイントは多岐にわたる。文章を提出してきた人の意図を汲んで、間違いを推理する部分は流石だった。ちょこちょこ入る街で見かけた看板のツッコミコーナーは職業病で面白かった。Twitter早速フォローした。
読了日:02月28日 著者:毎日新聞校閲グループ
入社10年目の羅針盤入社10年目の羅針盤感想
『入社一年目の教科書』から。自分のコントロール外の要素が多い中で、外部環境を言い訳にしないこと。目の前の仕事を自分が楽しめるか結局自分次第だという内容が中心であった。「人と比較しないこと、慣れないこと。」はマンネリ化してこなれてきたときに思い出したい。「自分でテーマを見つけて、どんどん学び、実行に移していく人」「明るい人」は自分の周りでも生き生きとしているので、そうなれるように地道に頑張ろう。。。
読了日:02月27日 著者:岩瀬 大輔
図解 仕事の基本 社会人1年生大全 (講談社の実用BOOK)図解 仕事の基本 社会人1年生大全 (講談社の実用BOOK)感想
新人研修を担当することになったので読了。幅広く社会人として知っておいたほうがよいマナー等が掲載されていた。すべて参考になるわけではない(時代的に・いきすぎマナー)が、新社会人は1冊こういう本を持っておいてもよいのかも。
読了日:02月27日 著者:北條 久美子
帰宅が早い人がやっている パソコン仕事 最強の習慣112帰宅が早い人がやっている パソコン仕事 最強の習慣112感想
新人にOAスキルを教えるため読了。おかしくなったら再起動、ググり方についても記載あって新人への参考図書にしたいと思う。以下知らなかったやつのメモ。
①右クリック⇒送る⇒デスクトップにショートカットを作成
エクスプローラーのリボンでコピー・移動
③WinEでエクスプローラー起動⇒同じ階層のエクスプローラー起動でのCtrlN
④タスクバーにとめてあるアプリをWin+数字キーで起動
⑤タイトルバーをゆらしてアクティブじゃないウィンドウを非表示にする。
読了日:02月23日 著者:橋本 和則
まる子だった (集英社文庫)まる子だった (集英社文庫)感想
笑い転げた。ずる休みのくだりは不謹慎だけどめちゃわかるわ笑もう24年も前の本なのか…。。
読了日:02月21日 著者:さくら ももこ
ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49ファシリテーターの道具箱―組織の問題解決に使えるパワーツール49感想
読了。前半は会議を前向きに進めるための前提の知識・姿勢について説明されており、後半はフレームワークが紹介されている。フレームワークは全部取り入れたり覚えなくても、5つ自分に合うものを習得すればだいたい会議で活用できるそう。「全体像をとらえられているかどうか」「分析的に考えさせる方法はないか?」「別の視点で考えてもらうにはどうしたらいいか?」等、議論に加わりながら第三者の視点で合意形成に誘導していくのはかなり場数が必要だろうし、難しそう。。。最初からうまくいくことはないけど、ちょっとずつやっていこう…。。。
読了日:02月21日 著者:森 時彦/ファシリテーターの道具研究会
入社1年目の教科書入社1年目の教科書感想
入社前に会社から支給されて、捨ててしまったが新人研修を担当することになったので再読。ハウツー本で仕事をするうえで至極当たりまえの(でもきちんと言語化して教えてもらえない)ことが詰まっている。けど初めて読んだ当時は仕事もしていなかったので、イマイチピンとこずだった記憶。そして、仕事に慣れてきた今再読して反省するところが多く、グサグサ刺さりまくり。今の時代にそぐわないような内容もあるけれど、何年かに一度読み直すと見方が変わって面白いかも。『10年目の羅針盤』も読んでみようと思う。
読了日:02月20日 著者:岩瀬 大輔
会議でスマートに見せる100の方法会議でスマートに見せる100の方法感想
くだらなさすぎて爆笑。いつも何もアイデア出してくれない上司、実はこの本をバイブルにしてるんじゃないかと思うくらいあるあるばかりで声出して笑ってしまった。ほぼジョークとして掲載されてるけど、議論を元に戻すための軌道修正の一言など有用なものもあった。序盤の無意味な図も、実は意識をまとめるのに有効だったりする気がする笑
読了日:02月20日 著者:サラ クーパー,Sarah Cooper
累犯障害者累犯障害者感想
『獄窓記』に続き読了。読んでいくと辛くなる。社会よりも刑務所の方が暮らしやすいことや、刑務所も更生の機能がなされずただの収容施設になっている現状などが書かれている。現実とフィクション、善悪の判断もできず警察に疑われ、言いくるめられて冤罪になったケースなど。去年あたり看護師が人工呼吸器を外した罪に問われて、虚偽の自白をした事件を思い出した。報道された時は「警官にガチ恋?」と疑問しかなかったが、売春の章の内容も含めてこういうことかと納得。日常生活に影響なければ軽度の障害にはなかなか気付けなさそう。
読了日:02月20日 著者:山本 譲司
獄窓記 (新潮文庫)獄窓記 (新潮文庫)感想
『ケーキの切れない非行少年たち』から。難しい言い回しや熟語が多いと思ったら、刑務所での文字数制限のある手紙をずっと書いていた影響なのか。著者が起こした罪でなぜあの配置になったのかは気になる。刑務所がもはや外で普通に生きられない人たちのセーフティネットになっていて、医務刑務所にもキャパがなく入れない状況は読んでいてきつかった。もう20年くらい前の話だけど、今もあまり状況変わってないんだろうな。。刑務所の医務スタッフが虐待騒動を起こして問題になった病院の出身者とかそのようなずさんさ・人出不足感も恐ろしかった。
読了日:02月19日 著者:山本 譲司
ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(1) (ワイドKC)ちいかわ なんか小さくてかわいいやつ(1) (ワイドKC)感想
すでに3周してしまった笑
読了日:02月19日 著者:ナガノ
BUTTERBUTTER感想
文章の密度が高くて予想以上に時間がかかった。『誰かを欲情させるのは、すごく楽しい。それが男であれ、女であれ。』なんて言ってた主人公がいつの間にかカジマナに翻弄され呑まれていく様は面白かった。理解したつもりで、突き放しつつもやっぱり最後は彼女にやられた。突貫娘な伶子にはヒヤヒヤ、そしてあまり共感できず。飯テロ表現の地雷があちこちに埋まってるので、深夜に読むのは危険。
読了日:02月18日 著者:柚木 麻子
母と娘の「しんどい関係」を見直す本母と娘の「しんどい関係」を見直す本感想
あるあるすぎてただただ読んでてキツかった。「そうだね」の一言でマシになるならと思ったけど、いつも言ってた。もうちょっと解決法があったらな。以下メモ(最後が一番キツかった)。血縁ゆえの無益な衝突。心理的に離れる。自分の感情に鈍感になってしまうと打たれ強くなる。代わりに自分がどういう時に傷ついたのかわからなくなってしまう。我慢するほど人生は厳しくなっていく。
読了日:02月13日 著者:石原加受子
理科系の作文技術 (中公新書 (624))理科系の作文技術 (中公新書 (624))感想
論文やレポートは英文的に書くことを紹介した本。英文的とは:パラグラフライティング・文は短く簡潔に・主語述語をはっきりさせる・主張ははっきり言い切る・曖昧でぼかした表現は避ける・事実と意見を区別させる…などなど。文章の話だけかと思ったら、最後にはプレゼン原稿についても言及されていた。細かな書き方やテクニックについては結城浩著『数学文章作法』のほうが体系立っているので、そちらのほうが読みやすいかもしれない。
読了日:02月11日 著者:木下 是雄
理科系の読書術 - インプットからアウトプットまでの28のヒント (中公新書)理科系の読書術 - インプットからアウトプットまでの28のヒント (中公新書)感想
よくある読書術本。レポート等アウトプットありきで、読書苦手だけど仕方なく素材集めのために効率よく読書をしないといけない人向け。スキミングや、まとめ本/古典解説本の利用、必ずしも最後まで読まなくていい等、初心者が挫折しがちな点を回避する読み方がいくつか紹介されていた。ただ、多読は目的がなく、速読は目的があると言い切ってるのはちょっと疑問…。。
読了日:02月11日 著者:鎌田 浩毅
入門 国境学 - 領土、主権、イデオロギー (中公新書)入門 国境学 - 領土、主権、イデオロギー (中公新書)感想
読書訓練のため速読。国境にとらわれい国や文化、民族の境界についての学問の入門書。以前ヨーロッパに住んでいたので国境を生活の中で意識することが多かったが(旅行だけでなく紛争も多かったので)、日本ではなかなか身近に感じることがなくなったな。。本書でボーダーツーリズムを知ったが、推進委員会のwebページを見て訪ねたくなった。パックもあるのね。

https://www.border-tourism.com/
読了日:02月11日 著者:岩下 明裕
連続殺人鬼カエル男ふたたび連続殺人鬼カエル男ふたたび感想
一気読み!今回も騙された…。また不死身の古手川の戦闘シーンくるか?と思って身構えました笑それにしてもただの事故現場にそれっぽく声明文置くのは難易度高すぎないか?
読了日:02月10日 著者:中山 七里
ほんのちょっと当事者ほんのちょっと当事者感想
筆者自身が様々なテーマでの当事者エピソードを赤裸々に語っている本。冒頭のカードローンで自己破産しかけた話は衝撃だった。誰もが困りごとの当事者であるとおもうけれど、ひとつひとつ冷静に考えたり、手を差し伸べてくれる機関を自力で探すことって実はこなすのが難しいことなのかもしれない。とくに問題に直面しているときは、それでいっぱいいっぱいになってしまって調べたり人に聞いたりする余裕ってないよな。。心に余裕のある時にこういう本を手に取っておきたい。
読了日:02月07日 著者:青山ゆみこ
書くことが思いつかない人のための文章教室 (幻冬舎新書)書くことが思いつかない人のための文章教室 (幻冬舎新書)感想
感動体験を入れる。「思う」ことよりも「思い出す」こと。けっこうしっくりきた。たしかに思うだけだとふくらまず一言で終わってしまうけれど、思い出すことで具体的な事柄を描写できて書きやすくなる。本書に書かれてるルールやポイントは理系文章とは異なる技術なので、ルールに沿って実践するだけではすぐには上達しなさそう。自分で推敲する訓練も必要だけど、日ごろから他人の文章を読んで「納得・共感・驚き/不思議」の視点を研究したり、書いて添削してもらったりする必要がありそうだ。
読了日:02月07日 著者:近藤 勝重
ある男ある男感想
一気読み。生きづらさや差別から逃れるために戸籍交換をして別人として生きた人たちの話。名前や過去は嘘でも、Xが奥さんを愛した時間は本物だったと思う。そして一生のうちに、愛されてよかった。本人が生きているうちに別人だということが発覚していたら、またどこか別の場所で谷口の名前を語ったり、戸籍を交換したんだろうか。
読了日:02月06日 著者:平野 啓一郎
ダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たちダークウェブ・アンダーグラウンド 社会秩序を逸脱するネット暗部の住人たち感想
読み物として面白かった。ソースはレディットが多し。読む前はなんとなくダークウェブ=アングラインターネットのイメージがあった。けど純粋に自由と匿名性を求めての思想で作られたのは知らなかった。結局凡ミス(実名が入ったメアドを使ったり、サーバー決済に実名のカードで支払いをしていたなど)で逮捕となってたのはちょっと笑ってしまった。レディットあんまりみてなかったけどみてみよっと。
読了日:02月06日 著者:木澤 佐登志
ゴミ人間 日本中から笑われた夢があるゴミ人間 日本中から笑われた夢がある感想
いろいろと話題なので読みました。絵を描くきっかけとなったタモリとのエピソード、ずっと信念を曲げずに泥臭く作品を作ってきた過程、サロンの人たちへの感謝と支援についてつづってあった。知らない話ばかりで面白かった。ただちょこちょこ入るクラファンの話がやはり気になってしょうがない…⇒有料ボランティアの対価が仕事終わりの打ち上げとまだ何物でもない自分が番人規模のイベントを仕掛けているという体験だと言っているところや絵本の収入は少ないから人を雇える余裕がないなど。釘差してる感がちょっとみえたきがする。
読了日:02月05日 著者:西野 亮廣
えんとつ町のプペルえんとつ町のプペル感想
ネットでいろいろ話題を見ていたけど原作は読んだことがなかったので初読み。最近出た『ゴミ人間』ってプペルの登場人物名だったんですね。絵はめちゃ細かく描かれててきれいでした。こんなに細かい絵をどうやって分業制で仕上げたのかが気になった。ストーリーは王道で予測できる内容だけど案の定うるっときてしまった笑
読了日:02月05日 著者:にしの あきひろ
「育ちがいい人」だけが知っていること「育ちがいい人」だけが知っていること感想
マナー本。「ん?こんなのも?」と思ってしまうものも結構あった。とにかくTPOをわきまえ、常日頃から恥ずかしくないように身なりをととのえ、自分の行動がどう見られているか意識し、一歩先を読むことが大事。ほとんど意識すればできるようなものばかりだが、反射的に反応してしまうような行動や言葉遣いを大人になってから矯正していくのは時間がかかるかも。
読了日:02月05日 著者:諏内 えみ
連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)連続殺人鬼 カエル男 (宝島社文庫)感想
同僚にお勧めされて読了。最後の章のどんでん返しに引き込まれて集中して読んでしまいました。途中の暴動のシーン必要だっただろうか笑?次作もめちゃくちゃきになる…早く読もうっと…。ちょうど『ケーキを切れない非行少年』を読んだばかりなので複雑な気持ち。保護司という職業を初めて知りました。
読了日:02月02日 著者:中山 七里
偶然と必然の方程式 仕事に役立つデータサイエンス入門偶然と必然の方程式 仕事に役立つデータサイエンス入門感想
とにかく読みにくかった。あらゆる事象は実力と運の組み合わせで決まる。実力と運に対する理解を含めて、この二つを区別する分析的手法を提示することで上手に推測技術が高まる。統計が適用できなかったり限界があるような分野があることを理解しておかなければならない。
読了日:02月02日 著者:マイケル・J・モーブッシン

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